うめすこんぶ

日々のプログラミングで残しておきたいメモ.何かの役に立てれば幸いです.

頭の回転が速い人の話し方 メモまとめ

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岡田斗司夫さん著、「頭の回転が速い人の話し方」の要約。

頭の回転が速い人の話し方――あなたの会話力が武器になるユニバーサル・トーク×戦闘思考力

頭の回転が速い人の話し方――あなたの会話力が武器になるユニバーサル・トーク×戦闘思考力

要約

誰とでもうまくコミュニケーションをとるための、会話術の本です。 会話術の方法論として、『ユニバーサル・トーク」「戦闘思考力」の2つをあげています。 「ユニバーサル・トーク」は、相手の話に共感する共感力を高め、どの人の意見も理解し、それを全員の新しいよりよい意見として再構築する会話を言います。 現在ではSNSが流行り、昔と比べて価値観が異なる人達とコミュニケーションをする機会が多くなりました。そんな時代だからこそ、どのひとの話も理解し、共感できる能力が必要です。 「戦闘思考力」は、ユニバーサル・トークをするために必要なエンジン。頭の回転数を調整する能力のことです。回転数を上げて、素早く切り返しを言ったり、逆に回転を下げて、相手の話をあわてずじっくり聞くやり方を教えています。

著者はどういう人物か

大学時代からガイナックスのプロデューサーと言う立場で働いていました。ガイナックスは、「エヴァンゲリオン」「ふしぎの海のナディア」などの有名なアニメを手がけた会社です。また、オタキングという通称もあります。アニメや漫画などの知識がものすごいからですね。私もこの方のオタク論、いくつもあさりました。「いつまでもデブと思うなよ」というレコーディング・ダイエットでも知られます。

また、著者はニコニコ生放送で視聴者から送られるコメントに持論を述べる過程で、この会話術を得たことが書かれています。

こんな人におすすめ

私は、頭の回転がどうも遅い、というのが悩みで、本書を手にしました。実際、会話術のやり方は実践的でなるほどと言わせるようなものでした。人間関係で悩んでいるかた、上司や部下とコミュニケーションの面でうまくいかない方にとって、解決のヒントになると思います。

以下、良かったとこのメモ

特に印象に残った点をまとめる。

  • 離せなくなる根本的な原因「友人の部屋に乱入してくる親」現象 友人の部屋で楽しんで会話していて、友人の親が部屋にはいってくると、居心地が和歩くなる。「なんか、話しにくいなあ」 → 自分のことをよく知らない人や初対面の人に向ってしゃべるときは、「何を喋ったらいいのか」「どうゆうしゃべり方をしたらいいのか」などさまざまな迷いが生じる。これが根本原因で、いくら会話のテクニックを学んでも、この原因を解決しないかぎりあまり意味が無い。

  • 池上彰さんは、説明の時に、「悲しい」とか「うれしい」とか自分の意見はめったに言いません。だれにでも通じる話し方としては、ユニバーサル・トークの極みと言える。

  • 島田紳助さんのネタ帳を見たことが有るが、書かれている内容がすごい。「あおのときこうして返しておけばよかった」という反省とか、あるいは「こういうふうに返していたらどんあn展開になっていただろうか」というシミュレーションがびっしり。

  • 戦闘思考力はトークだが、いきなりしゃべるのではなく、言語化、文章化で養う。日本語で文章にする力を鍛えていれば、長時間のやりとりでもかなりスタミナがついてくるので、僕は最初の段階では、徹底的に文章化を勧めています。

  • トークでは、どうしても相手を言い負かすほうに気が行ってしまう。でも文章にしてかいていると、自分自身が書いたことを疑うようになります。これを客体化といいます。自分が喋っていることが自分自身でもおかしいなって思う時がありますけど、自分が書いたものというのは、書いて1秒か2秒したら、もしくは一晩たったら、他人が書いたものみたいに冷静に見ることができますよね。深夜のラブレター現象です。

  • この客体かが知性の特徴なので、初めは書いて訓練したほうがいいんです。

感想

しゃべる力を鍛えるためにも、書くことって大事なんですね。