うめすこんぶ

日々のプログラミングで残しておきたいメモ.何かの役に立てれば幸いです.

「頭の回転が速い人の話し方」を読んだ (1) コミュニケーションでほんとに必要なこととは?

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作者は、レコーディングダイエット本が有名な、岡田斗司夫さん。非常にためになりました!

頭の回転が速い人の話し方

頭の回転が速い人の話し方

私、岡田斗司夫さんかなり好きです。 大学時代、岡田斗司夫さんの放送されるニコニコ生放送、毎月見てました。時事問題や映画、アイドル、漫画、アニメなど、多岐にわたって独自の切り口で分析してて、その分析もすごくわかりやすくかつ面白いんですよね。毎月見るのが楽しみで仕方なかった。

さて、こちらの本では、どうやってそんな面白い分析、面白い語りができるのか、ということを徹底的に語ってます。話し方のハウツーを超えて、もっと基盤となるコミュニケーションの考え方を教えてくれる本です。

話し方本は、これまでなんども読んできたけど、どうも実践してもうまくいかない。そんな経験が僕は何度もあったのですが、そうゆう人にこそおすすめしたい本、と岡田斗司夫さんは書いています。話し方の表面的な部分のテクニックではなく、どうやったらいろいろな人と喋れるのか、打ち解けられるのか、その部分の答えを分析しています。

キーワードは、「ユニバーサル・トーク」と「戦闘思考力」。

ユニバーサル・トークとは

「ユニバーサル・トーク」と言う言葉は、岡田斗司夫さんの造語。老若男女、だれでも使いやすい、親しみやすいデザインを「ユニバーサル・デザイン」といいますが、「ユニバーサル・トーク」も、誰にでも通じるコミュニケーションの方法。

現在、自分の話が通じない人が多くなってきました。昔と比べると、SNSにより圧倒的にコミュニケーションをする相手の数も増えてます。ツーカーの仲で通じる親しい人よりそうでない人とコミュニケーションする機会が増えたんですね。これは私の意見ですが、会社も家族型経営から脱却しはじめ、転職も増えました。転職後に務める勤務先ではまた一から関係を気づかなければならず、また、逆に転職してきた人と自分が関わるとなってもまた一から、なんですよね。

今の時代だからこそ、誰とでも話せるユニバーサル・トークが必要なんですね。

ではユニバーサル・トークとはどうゆう伝え方、聞き方なのか。例を引用してみます。やや極端な例なので、これがすべてというわけではありません。注意です。

確かにAもわかるよ(共感)。Aだもんね(再構築) 確かにBもわかるよ(共感)。Bだもんね(再構築)

AとBとCの考え方あもよくわかる。だから、それぞれの主張を取り入れながら、D'という方向性を探るのはどうだろうか?あるいはEという方向性もあるよね。」

ユニバーサル・トークは、まず相手の意見を聞き、理解し、それに共感する。そして、それらの意見をもとに、自分の言葉(意見)として再構築する。この2つのステップからなります。

相手を否定するのではなく、理解し共感する。これで、よい関係を気づいていくことが大事なんですね。巷にはうまく伝えるための本があふれていますが、そういったテクニックで自分の意見をすぐ伝えようと思ってはだめ。例えば、営業の場面で、以下に自分の商品がいいんですよ、と言っても、相手が必要と思ってないのに売っても買ってはくれません。ですので、お客さんの悩みや考えに共感することが第一に必要です。それで、商品は売れなくても、自分に対してお客さんが好印象を持ってくれれば、その後買って貰える確率を高くできます。

まず相手を理解し、だんだんと関係性を構築していく作業をとおして、誰とでもよい関係を気づけます。また、相手を理解するので、相手に合わせたコミュニケーションができます。だから、だれでも通じる「ユニバーサル・トーク」なのですね。トークという言葉はありますが、話し方+聞き方という感じです。

さて次回は、戦闘思考力についてまとめてみます。

konbu13.hatenablog.com