人類の歴史と未来を語る名著、「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」を読了しました。
世界的ベストセラーになった「サピエンス全史」。その作者の歴史学者が人類がこれから歩む未来を暴き出します。
人類は未来に3つものを志向すると作者は言っています。それは「不死」「幸福」そして「神性」です。 不老長寿の研究や生化学的にホルモンの調整などで幸福を追求する研究が進んでいますし、最後の「神性」では、人間の体をアップグレードして、意思だけによる遠隔操作や名のチップ埋め込みによる決済、サイボーグなどの面白い研究が紹介されていました。
また、未来にAIなどのコンピュータアルゴリズムが席巻するとどうなるか、という考察も面白かったです。AIにより雇用が奪われると言われて久しいですが、タクシー運転手や弁護士、医者などの職業はAIによって大半取って代わるようになります。そうすると世界では大量の無用社会級という、働く能力もなく、働く必要もない人間が生まれます。
大量のデータによって統計的に導き出されたAIによるアドバイスに、だんだん人間は信頼を置くようになってきました。今後は一層人間はコンピュータアルゴリズムのためにデータを進んで提供するようになり、AIによってキャリアや結婚相手が決まる未来になるかもしれません。
働かなくてもよく、人生も自分の意思よりデータに従う未来はディストピアのようにも思います。そんな未来がもし実現したら、我々の生きている意味はあるのでしょうか?
重厚長大な未来像に圧倒される名著ですね。
AWSソリューションアーキテクトに合格しました。
経緯
会社の同僚がとっているとのことで、自分も挑戦してみたいと思い、今回試験を受けてきました。
すでに2年間のAWS上のWebアプリケーション開発でEC2やAurola、CloudFrontなどを動かした経験がありましたが、それだけでは使っていないサービスの問に答えようがありませんので、1ヶ月程度追加学習しました。特に、業務では触ったことがない、VPC、RedShift、AutoScaling、Cloudwatch, Lambdaなどは実際に動かしてみつつ理解を深めました。
勉強まとめ
特に力を入れたのはVPCです。ネットワーク関係は、勉強したけど未だになんとなく理解している程度で説明できるレベルになっていませんでした。特にNATとは?VPNとは?などのネットワーク基礎知識不足です。
そこで、AWSの良き参考書を読み、VPCを実際に構築しつつ勉強しました。
AWS固有のセキュリティグループやネットワークACL、ルートテーブルは、はじめはとっつきにくいものでしたが、抽象化すればアクセスの分類をしつつ、通すか防ぐかするものと考えられます。 その分類対象がIPアドレスであったりポートだったりで分けているだけで、使うのはそんなに難しくなさそうでした。
その他の勉強は、実際に動作確認しつつ、下記活用事例集のSlideshareを見て、疑問点を調査し覚えました。
勉強の優先度は下記です。実務ですでに使用済みのものも何点かありますが、Webアプリケーション構築でよく使うものは改めて見直しました。
- S3 多機能でかつ使いやすい分、覚えることも多いです。
- ELB (実務で使用)
- RDS (実務で使用)
- AutoScaling
- Lambda
- DynamoDB
- Cloudwatch Event
- Glacier
- Cloud Front (実務で使用)
- SQS
- SNS
- RedShift
- KInesis
時間がなかったので、優先度の低いものは動作確認は省きました。
参考書は下記2点使用しました。
Amazon Web Services実践入門 WEB+DB PRESS plus
- 作者: 舘岡守,今井智明,永淵恭子,間瀬哲也,三浦悟,柳瀬任章
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/11/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト
- 作者: 大塚康徳(日立インフォメーションアカデミー)
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2016/08/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
試験場所は銀座の歌舞伎座タワーです。新宿などのテストセンターは平日のみですが、こちらは土日もやっててスケジュールが組みやすいのがいいですね。
試験結果は1日程度ですぐ来ました。