helm.elをインストールしてみた
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emacsをとにかく便利にしてくれるらしい,helm.elをインストールしてみました.
ダウンロード
package.elからインストールしてもいいし,こちらのgithubからダウンロードでもOK.
インストール
ロードバスに置いて,require.初期からモードを使えるようにする. 最低限の設定です.
(add-to-list 'load-path "~/your-path/helm") (require 'helm-config) (helm-mode 1)
Emacs起動後,ミニバッファの上のファイル名などが書かれているところにHelmの文字があればOK.
使い方
とりあえずファイルを探す用途でまず試してみることに. 大量にコマンドがありますが,便利なコマンドであればその都度キーバインド設定をするといいです.
- ファイルを探す
普通にC-x C-fでファイルを探すコマンド実行.
ちなみにコマンド名はhelm-find-files
.
画面のようにhelmバージョンに.
このhelmのバッファではファイルの候補が現れます.
C-n
, C-p
で上下に緑カーソル移動して,所望のファイルが選択できるようになってます.
C-v
とかもつかえます.リターンするとカーソル上のファイルを開きます(ディレクトリならdiredで起動).
C-l
でカレントディレクトリの上位階層に移動します.
普通のfind-fileと比べ,ファイルの候補が常に表示されるので便利です. また,右矢印キーでいつものemacsのように補完できます.
- 履歴等からもファイルを探せるコマンド
M-x helm-for-files
カレントディレクトリだけでなく,今のバッファに出ているファイル,過去に開いたファイルまで,すべてひとまとめに探せるコマンド. 大変便利ですね~
他にもコマンドはたくさんあるのですが,まだ全然把握しきれてないです.遊びがいがありますね.
細かい設定
そのままだといろいろと不便な面があるので設定.
- 自動補完を無効
Emacs Helmのパス自動補完がじゃまなので無効化した - Web学びを参考にしました.
;; 自動補完を無効 (custom-set-variables '(helm-ff-auto-update-initial-value nil))
C-hをバックスペースに設定している方は多いと思いますが,helmを入れるとミニバッファで C-hが無効になってしまいます.ですので以下の設定を入れます.
;; ミニバッファでC-hをバックスペースに割り当て (define-key helm-read-file-map (kbd "C-h") 'delete-backward-char)
しかし,この設定してもoccurなどでpatternを指定するときはやっぱりC-hが使えなかったり…
- 補完
右キーに割り当てられている補完をタブにします.
;; TABで補完 (define-key helm-read-file-map (kbd "<tab>") 'helm-execute-persistent-action)
エラー時
cl-libがないといわれたら,Emacs 24.3にすると解決しました.