うめすこんぶ

日々のプログラミングで残しておきたいメモ.何かの役に立てれば幸いです.

HUNTERxHUNTERから得た「戦闘思考力」とは?頭の回転が速い人の話し方を読んで(2)

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さて、岡田斗司夫さん作、「頭の回転が速い人の話し方」の続きです。前回はユニバーサル・トークをお伝えしました。

前回の記事:

konbu13.hatenablog.com

戦闘思考力を身につけ、ユニバーサル・トークにさらに磨きをかける

タイトルの、「頭の回転が早い人の話し方」というのは、どちらかと言うと、ユニバーサル・トークというよりこの「戦闘思考力」のことですね。

ニコニコ生放送を見てていつも思うのは、岡田斗司夫さんは、すごく話がわかりやすいだけでなく、すごく頭の回転が速い!ということです。北陸新幹線より速いです。速すぎて憧れちゃいます。

では、そんな回転力を身につけるにはどうすればいいか?ということの前にまず、頭の回転力を調整することが必要だと岡田斗司夫さんは述べています。

そもそも、戦闘思考力がタイトルに絡んでいるのに、ユニバーサル・トークは何のためにあったのでしょうか。本文ではこう言っています。

「ユニバーサル・トーク」を理解せずに頭の回転力を鍛えることは、野球のルールを知らずに、ピッチング練習ばかりをしているようなもので、実践では使い物になりません。

戦闘思考力を身につけたとしても、使い方を間違ったらだめ。あくまでユニバーサル・トークの目的とする共感と再構築のために思考力は使うのです。だから、戦闘思考力で頭を鍛えて、強くして、共感や再構築に活かそうよ、と言う流れですね。

ユニバーサル・トークが自動車だとしたら、戦闘思考力は、エンジン。戦闘思考力とは、「頭の回転を早くしたり、遅くしたりする、つまり思考のスピードを上下させ、場の空気を察知し臨機応変に話すことができる能力」なんです。

ちなみに、この言葉の由来は、ハンターハンターのグリードアイランド編の戦闘考察力から来ています。僕も読みました。ハンターハンター、面白いですよね。

ユニバーサル・トークでは、だれでも通じるコミュニケーションを目指していますが、戦闘思考力という臨機応変な対応もその目的にそうとどうしても必要なんですね。予め、準備して、相手をよく知ったうえでコミュニケーションをとる、というのは現在難しいです。そうでなくて、コミュニケーションを取りながらリアルタイムに思考することが必要。戦闘前に準備をして戦略を寝るのではなく、戦闘しながら最善の手を考え尽くすのですね。本文で出てきましたが、サッカーのイビチャ・オシム氏が「走りながら考える」サッカーを目指していたそうですが、それに似ています。

頭の回転を調整する

戦闘思考力が目指すのは、単に頭の回転力を上げるだけではありません。そうではなくて頭の回転を調整する能力を付けることです。回転ということで、本文でエンジンのギアの例えが使われています。トップギア、ローギア、ミドルギアの3種類を使い分けることが肝要。

トップギアとは、高速に回転しているときの状態です。回転が速いので解凍までのスピードが速い。トーク番組のうまい切り返しに使われてるのが、トップギアです。スピードは速いけど、信頼性は低い。正確な解答には向かないみたいです。

一方、ローギアはゆっくりとした回転です。場の空気をゆっくりとした思考で読み取るために必要です。人の話を聞くときは、トップギアではなくローギアを使います。例えば、戦争体験をかたるおじいちゃん、おばあちゃんの話ってゆっくりですよね。ここでローギアにすることで、低速だけど、相手の話をしっかり聞き取り、理解することができます。ローギアによって、共感力が上がるのですね。

ちなみに、ミドルギアはトップギアとローギアの中間。普段の自分の頭の標準的な回転の状態です。

ユニバーサル・トークができるようにするためには、まずローギアで共感力を鍛えるほうが先。なぜなら、回転数を上げる方は鍛えられる方法がいくらでもあるから。

戦闘思考力を鍛えるにはどうすればいいか。これは基本は単純です。口数の少ない人は口数を4倍にすることを意識して話す。一方、口数が多い人は、普段より1/10だけ話すようにすれば、自分の足りないほうのギアが鍛えられる、ということですね。

頭の回転が速い人の話し方――あなたの会話力が武器になるユニバーサル・トーク×戦闘思考力

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