org-modeで覚えておきたいリンクの設定
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org-modeでは、WebページのURLをコピペすれば、Excelなどのように簡単にリンクを文章中に書くことが出来ます。なぜこれが便利かというと、ファイルのURLをクリックするだけでリンク先に飛べるからです。.orgファイルは単純なテキストファイルにも関わらず、こんなリンク機能がついてるのですから豪華ですね。
ですが、orgは単にURLをリンクとして貼れるだけではなく、ディレクトリやファイル、さらにファイル中のある行にまでリンクを貼ることができるんです。
ファイルのある行をリンクにする手順
- ファイルのリンクにしたいところにカーソルを合わせます。
M-x org-store-link
→カーソルの載ってるところをリンクとして保存します。 もしくは、ここを参考に、ショートカットの設定をしていればC-c l
でも行けます。C-c C-l
(org-insert-link) をすると、保存したリンク選択画面がでるので、リンクを選んでEnter。(※私の環境だとhelmを使っているので、heml形式のインターフェースになってます)
ミニバッファにDescription:と出てくるので、リンクにつける名前を書きます。
色付き+下線のついたリンクが出てきます。
- このリンク上で
C-c C-o
(org-open-at-point)とするか、マウスでリンクをクリックすると、すぐにそのリンク先に飛ぶことが出来ます。
リンクは、普通のtext-modeにしてみると、以下の形式で記述されているのがわかります。
- [[ファイルのリンク][ファイルにつけたDescription]]
org-modeだとDescriptionしか表示されていないので、リンクを編集したいときに戸惑いますが、とりあえずBackSpaceで文字を消そうとすると編集できる模様。
ファイルへのリンク
ファイル自体へのリンクがしたいときは、Emacs上ではdiredを使うと便利です。
C-x d
でディレクトリをdired-modeで開く。M-x org-store-link
でカーソルの置かれた行のディレクトリやファイルがリンクとして保存されます。- 上と同じように
C-c C-l
でリンクの選択画面が開きますので、先ほど保存したリンクをえらべばOK!
この方法なら、ファイルだけでなくディレクトリもリンクにできちゃいます。
ちなみに、ディレクトリをC-c C-o
で開くと、自分のウインドウ環境だとエクスプローラが起動されました。(diredのほうが嬉しかったりもする(・。・))